USJオフィシャルホテル『ホテル京阪 ユニバーサル・タワー』の「タワーグランデ デラックスルーム」宿泊記。シックで少しゴージャスなお部屋を徹底的にご紹介します。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のオフィシャルホテルの中には京阪が運営するホテルが2つあり、今回は建物の高さが高い方、『ホテル京阪 ユニバーサル・タワー』のご紹介です。
現在私はUSJの全オフィシャルホテルに宿泊することを目標にしており、今回はその一環でこのホテルに宿泊しました。選んだお部屋は「タワーグランデ デラックスルーム」。ホテル内でのお部屋のランクとしては、上から大体2・3番目くらいかと思います。
この記事ではホテル内の設備、「タワーグランデ デラックスルーム」の内装や設備、朝食バイキングなどについて詳しくご紹介していきます!
- 宿泊ホテル:ホテル京阪 ユニバーサル・タワー
- 宿泊日:2019年2月12日(火)〜13日(水)
- 宿泊した部屋:タワーグランデ デラックスルーム 2名1室
- 宿泊料金:2人で1泊17,600円(朝食付き)
- 予約サイト:楽天トラベル
もくじ
『ホテル京阪 ユニバーサル・タワー』とは
改めてホテルの概要を簡単にご紹介しておきたいと思います。
- ホテル名:ホテル京阪 ユニバーサル・タワー
- 所在地:〒554-0024 大阪市此花区島屋6丁目2-45
- 運営:株式会社ホテル京阪
- オープン:2002年4月27日
- 建物規模:地上33階建、最頂部138m
- 客室数:641室
- 駐車場:161台(宿泊者は宿泊当日12:00から翌日12:00までで2,600円)
JRゆめ咲線ユニバーサルシティ駅からホテルへは徒歩約30秒、ホテルからUSJのエントランスへは徒歩約2分です。
このホテルは2008年3月31日まで、『ホテル日航ベイサイド大阪』として営業していましたが、同年5月21日にホテル京阪が現行の『ホテル京阪 ユニバーサル・タワー』としてリニューアルオープンしたという経緯があります。
大人な雰囲気が素晴らしい!『タワーグランデ デラックスルーム』を徹底紹介!
せっかくの宿泊レビューですので、ホテルに入るところからお部屋まで、そしてお部屋の中を徹底的にご紹介していきたいと思います。
回転扉と大きな階段がお出迎え
ユニバーサルシティ駅の改札を出て左に進むと、スタバ、ローソンと並んだ右隣に回転扉があります。この回転扉はホテルの正面入口ではありませんが、多くの宿泊客が利用します。(ちなみに正面入口は一つ前の写真の方です)
回転扉がある時点で「普通のホテルとはちょっと違うな」と感じますが、中に入るとさらにその気持ちは増していきます。
ホテル正面入口から入ると目の前に大きな階段が広がっています。この階段には「光の大階段」という名前があり、2015年にプロポーズにふさわしいロマンティックなスポットとして「恋人の聖地サテライト」に指定されたそうです。
実際、夜になると階段の一段一段が光り、幻想的な雰囲気を作り出しています。ここでプロポーズをした方・する方がいらっしゃるのかどうかは分かりませんが、ホテル内にこういうスポットがあるのはすごいですね。
チェックインをしてお部屋へ向かう
さて、その「光の大階段」を上って右に進むとフロントがあります。
フロントの近くにはソファーが置いてあるロビーがあります。チェックイン中、お連れ様はここでくつろぎながら待つことができます。
フロントでのチェックインを済ませたら、フロントに向かって右奥にあるエレベーターで客室のフロアへと向かいます。
エレベーターの中もなかなか豪華な作りになっています。
そして今回宿泊する29階に到着。ちなみに今回は「タワーグランデ」のお部屋を予約していたので、高層階が確約されていました。
17時ごろ、29階エレベーターホールの窓からはこんな景色が望めました。素晴らしいパークビューですが、ここにお部屋がないのは残念です(笑)
ゴージャスさを感じる色合い、広々とした37㎡のお部屋
それではお部屋へと向かいます。廊下も非常に落ち着いた配色で、高級感が漂っています。
大きなドアを開け、お部屋に入ります。入ってすぐの空間の横幅が結構広く、ゆとりを感じます。
そしてお部屋の全景がこちら。カーテンを閉めると、部屋の照明を全て付けてもこれくらいの明るさです。
お部屋の中は渋めの色合いに統一されており、とても落ち着いた、シックな感じがします。
ベッドの反対側には2人がけくらいのソファが備え付けられています。
カーテンを開けてみるとこんな感じに。昼間は光が差し込んで明るく、カーテンが閉まっている時とはまた違った印象を受けます。窓の外に『ザ パーク フロント ホテル』がドーンと見えているのが少し面白いですね。
お部屋全体を窓側から見てみます。テレビは窓の真反対側にあります。
ソファの横にあるクローゼットの中はこんな感じ。スリッパ、ハンガー、金庫など色々詰まっています。
その他、細かいところは簡単にご紹介しておきます。
実質パークビュー!地上100mからUSJを見下ろす
先ほど、「窓の外には『ザ パーク フロント ホテル』がドーンと見える」と書きましたが、窓の方に寄ってみると意外と良い景色が望めます。
『ザ パーク フロント ホテル』の左側にはUSJが見えます。これは実質パークビューと言っても間違いではないかも。
右側は方角的に言うと北。他のホテルの奥には兵庫県尼崎市や西宮市が見えています(多分)。
昼は「まあこんなもんか」という感じですが、これが夜になると結構良い感じになるんです。
泊まりに来るまでは全く期待していなかったのですが、いざ見てみるとそこそこ感動しました(笑)iPhoneのカメラで撮影したものでこれくらいなので、部屋の電気を消して肉眼で見るともっと綺麗です。
お部屋の位置など運の要素もありますが、「タワーグランデ」のお部屋を指定すれば高層階が確約されるので、良い景色が望める確率は上がると思います。
お風呂・トイレは別、ゆとりある水回り
お風呂は広々とした洗い場と浴槽があり、申し分ありません。後ほどご紹介する天然展望温泉を利用しなくても、客室のお風呂で十分にくつろぐことができます。
アメニティやボディソープ、シャンプー類は下の写真の通り。いたって標準的です。
お部屋でチェックアウトができる!
『ホテル京阪 ユニバーサル・タワー』では客室のテレビを使って「クイックチェックアウト」をすることができます。
もちろんフロントでのチェックアウトも可能ですし、追加料金の支払い等がある場合はフロントでのチェックアウトが必要になります。
しかしそうでない場合は、お部屋のテレビをリモコンでちょちょっと操作するだけで、チェックアウトができてしまうんです。
お部屋で「クイックチェックアウト」を済ませば、あとはカードキーをホテル3階もしくは4階のエレベーターホール付近にあるカードキー回収ボックスに入れるだけ。
わざわざフロントによる必要がなく、チェックアウト時間(11時)ギリギリまでお部屋に滞在することもできるので、便利なサービスですね。
以上、「タワーグランデ デラックスルーム 」のご紹介でした。十分な広さ、良い設備、眺めも良し。個人的にはなかなかお気に入りのお部屋になりました!
ここから先はWi-Fiや朝食バイキング、大浴場など、お部屋以外の気になることについて書いていきます。
Wi-Fiは無料で使える!肝心の速度はいかほどか?
『ホテル京阪 ユニバーサル・タワー』の客室では、Wi-fiを無料で使うことができます。今の時代これはもはや当たり前なのであって、肝心なのはその速度。
そこでiPhoneアプリ「RBB TODAY SPEED TEST」を使用して、16時台と20時台、日付が変わった0時台の3つの時間帯で、Wi-Fiの通信速度を3回ずつ計測してみました。
まず夕方16時ごろの計測結果を見てみましょう。
3回とも上り下り両方で、良い速度が出ています。ping(=応答速度、数字が小さい方が良い)もかなり良好です。これであれば動画視聴、オンラインゲームなども快適にできると思います。
そして夜20時40分ごろの計測結果がこちら。
夕方の計測と比べると、上り下りともに10Mbpsほどとかなり速度が低下してしまいました。
ほとんどのオフィシャルホテルもそうなのですが、夜になるとゲストがホテルに泊まりに来ることでWi-Fiの使用人数が増えるためか、どうしても速度が遅くなります。(ホテル側が契約している回線の問題かもしれません)
過去に宿泊したホテルでは、使い物にならないほど速度が低下してしまったところもありました。しかしこのホテルはそこそこの速度を保っているので、普通に使用する分には問題ないかと思います。
そして最後に、深夜1時ごろの計測結果がこちら。
なんと3回とも上り下りどちらでも70Mbps以上を記録、pingも10ms台をキープしており、フリーWi-Fiにしては「爆速」状態に!!筆者の自宅のWi-Fiでもこれほど良い結果は出たことがありません。これは深夜の時間帯になり、多くの人がWi-Fiを使わなくなったためと推測できます。
全体的に見て、このホテルのWi-Fiはとても快適でした。また計測に使用したiPhoneの他に、ノートパソコンやニンテンドースイッチでも接続し使用してみましたが、何の問題もなく使用できました。
『ホテル京阪 ユニバーサル・タワー』の朝食バイキング
朝食付きのプランで予約すると、チェックイン時に朝食券と朝食会場の案内がもらえます。
朝食券を見る限り『ホテル京阪 ユニバーサル・タワー』の朝食会場は3つある模様。しかし、筆者が宿泊した日はそのうち2会場での提供となっていました。
どちらの会場かは指定されておらず、好きな方を選ぶことができます。ちなみにお食事内容はどの会場でも同じとのこと。営業時間は若干異なります。
エレベーターホールには朝食会場と混雑予想時間の案内ボードがありました。この日はいわゆる閑散期だったので、実際は混雑予想時間帯でもそこまで混雑はしていませんでした。また、アーリーパークインの方向けの専用案内時間も設けられているようです。
この日は3階の「ザ・ガーデン」か32階「トップ・オブ・ユニバーサル」の2つの朝食会場(レストラン)から選べたのですが、私は迷うことなく後者を選択しました。
32階というとこのホテルの最上階にあたりその高さは地上110m以上。しかもこの「トップ・オブ・ユニバーサル」は夜はコース料理を提供するような高級レストランになっているんです。
これはこちらを選ぶしかないですよね!
朝8時ごろに行ってみたところ、待ち時間なしで席に案内されました。しかもUSJ側の窓側!
さすがはUSJ周辺で最も高い建物、眺めは抜群に良かったです。朝食バイキングにしては贅沢すぎます(笑)
さらに下の写真をご覧ください。東西にあしらわれた窓の高さはなんと7m。朝日が差し込み、素晴らしい開放感があります。
お料理は他のUSJオフィシャルホテルと同じような、平均的な感じです。筆者のチョイスはこちら。アンバランスなのはお許しください。
バイキングだから、こんなこともできちゃいます、ミニ唐揚げカレー。
ちなみに今回選ばなかったもう一つの朝食会場「ザ・ガーデン」がこちら。キッズコーナーはこのレストランにしかないので、お子さまがいらっしゃる場合はこちらの方がおすすめです。
地下1000mから汲み上げた温泉を地上110mで愉しむ!天然展望温泉「S-PARK」
『ホテル京阪 ユニバーサル・タワー』の大きな特徴として、31階にある天然展望温泉「S-PARK」(スパーク)が挙げられます。
宿泊料金とは別に大人2,000円、小人1,000円の利用料金が必要になりますが、地下1,000mから汲み上げた天然温泉を地上110mという高い場所から愉しむことができます。しかも源泉100%(加水・加温なし)という本格仕様。
一度利用料金を支払えば、1泊中の営業時間なら何度でも利用可能です。
またスパの入り口には「くつろぎスペース」があり、利用料金に含まれているワンドリンク(ビールやソフトドリンク)をいただきながら、そして地上110mからの眺望を見ながら、湯上がり後のひと時を過ごすことができます。
客室のお風呂でも十分くつろぐことができると思いますが、このような天然展望温泉はなかなかないので、是非利用してみてください。
まとめ
この記事では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のオフィシャルホテル『ホテル京阪 ユニバーサル・タワー』の「タワーグランデ デラックスルーム 」宿泊レビューをお届けしました。
ホテル自体新しくはありませんが、設備はUSJオフィシャルホテルの中でも一二を争う豪華さを誇っています。今回は少し良いお部屋に宿泊しましたが、料金はそこまで高くなくお手頃だと思いました!
お部屋の設備、サービス、料金、朝食バイキング等全てを考慮して点数をつけるとするならば、100点満点中80点!尚、この点数は相対評価でつけていますので、以下の他のホテルレビューの点数と比較してみてください。
それぞれのホテル名をクリックorタップしていただきますと、その宿泊レビュー記事が開きます。
- ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ「スパークルーム」……95点
- ホテル京阪 ユニバーサル・シティ「コンフォートルーム フォレスト」……65点
- ホテル近鉄ユニバーサル・シティ「カジュアルルーム」……60点
USJに泊まりで行く際には、是非『ホテル京阪 ユニバーサル・タワー』を宿泊先の候補の一つとして検討してみてくださいね!
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